干し柿

・美味しい干し柿の見分けかた
 硬さと色からわかります。
 干し柿は柔らかめの方が食べ頃になります。硬いものは食べ頃をすぎてしまっています(た
だ、熱いお茶をかければ柔らかくなり食べられるようになります)。
 また、色は白い粉が表面に出ていて、ほんのりとした紅色のものが美味しいです。黒ずんで
いるものは、硬くなっていて、食べ頃を過ぎてしまっています。

・干し柿の保存方法
 冷蔵庫には入れないようにしてください。干柿が出回るのは12、1月なので、暖房をきかせ
ていない部屋にそのまま保存するといいです。

・干し柿
 紅柿(渋柿の一種)という品種が原料です。紅柿の渋さはハンパでなく、その渋みが強いほど
たまらない深い甘さに変わります。
 山形県上山市関根地区が主産地になります。その名のとおり見事に美しい紅色でとても鮮
やかな柿で栽培地域、栽培量ともに限定され希少価値がある、干し柿の原料の最高級種で
す。

・干し柿は日本のお菓子の原点
 そもそも、お菓子の『菓』は果物という意味です。
 18世紀以前、砂糖は全て輸入品で高価なものでした。そんな時代、果物は唯一日本人の甘
いものに対する欲求を満たすものでした。そんななか、柿は干し柿として保存がきいたので重
宝されました。
 そういった時代背景も含め、干し柿は果物とお菓子の中間に立ち、日本のお菓子の原点で
あったのではないかと考えられます。

・主な干し柿の製法
ころがき  渋柿を民家の軒先に等に吊るして、白い粉が出るまで乾燥させたもの。いわゆる昔ながらの干し柿で消費者の方はイメージしやすいと思います。ただ、ころがきを作る農家は年々減ってきているのが現状です。
あんぽがき  渋柿を遠赤外線装置を使って半乾燥状態のままで渋味を抜いたもの。量産するのに向いた手法で福島県などで盛んに作られています。

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